はじめに
来年1月から始まる新NISAを以前の記事で紹介しました。
新NISAの積立設定は、楽天証券では11/13から、SBI証券では11/18から開始します。
直前にはなりましたが、まだ新NISAを始めようと考えている方もどのような配分で投資を行おうか迷っている方も多いのではないかと思います。
今回の記事では、投資を行う際に私たちが検討するアセットアロケーション、ポートフォリオについて、紹介をします。
アセットアロケーションとは
アセットアロケーションとは、アセット(Asset)は「資産」、アロケーション(Allocation)は「配分」という意味の英語で、資産配分のことです。
目標とするリターンやリスク許容度、投資する期間に応じて、配分を検討しますので、正解はありません。
アセットアロケーションの主な分類
①現金
②国内株式
③国内債券
④先進国株式
⑤先進国債券
⑥新興国株式
⑦新興国債券
その他、不動産やコモデティ(金、原油等の商品)への投資も分類に含まれます。
一例ですが、
①現金 :50%
②国内株式 :12.5%
③国内債券 :12.5%
④先進国株式:12.5%
⑤先進国債券:12.5%
このようなアセットアロケーションが挙げられます。
よりリスクとリターンを取りに行くなら、現金の比率を下げて株式の割合を増やしたり、先進国や新興国への投資に比重を置く、というのが考えられます。
ポートフォリオとは
ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせによる資産構成のことです。
アセットアロケーションは「預金」、「株式」、「債券」などの資産配分で、ポートフォリオが具体的な金融商品(株式や投資信託等)の組み合わせとなります。
新NISAで投資を行っていこうと考えている方は長期で将来の資産形成を目的とする方が殆どだと思います。
アセットアロケーション(現金、株式等の資産配分)と、ポートフォリオ(投資信託等の金融商品で何を購入して資産を形成するか)をしっかり考えて投資を行うことは、長期での資産形成には重要です。
下の図はアセットアロケーションとポートフォリオの違いを図にしたものです。
最後に
どのようなアセットアロケーション、ポートフォリオが良いのかは、その人により異なります。
①目標とする資産金額
②投資できる金額(積立金額を含めて検討)
③運用期間と想定する運用利回り
上記をもとに、リスクとリターンを見極めて、後悔しない資産運用を目指しましょう。