はじめに
前回と前々回の記事で、NISAと新NISAについてご紹介しました。
今回はNISAや新NISAでの投資に向いているインデックス投資について、ご紹介します。
インデックス投資は長期積立投資に向いています。
つみたてNISAや、新NISAのつみたて投資枠で投資出来る銘柄のほとんどはインデックスファンドとなります。
インデックス投資とは
インデックス投資とは、市場の値動きを示す指数(=インデックス)の値動きに連動をめざす投資手法です。
インデックス投資できる商品は株式だけに限らず、債券や不動産、金等の金融商品のものもあります。
インデックス投資をするには、インデックスと同じ値動きになるように設定された投資信託やETFを購入することで行えます。
主なインデックス
日経平均株価(日経225)
東京証券取引所のプライム市場に上場された銘柄のうち、代表的な225銘柄をもとに計算された指数です。
23年9月時点、過去5年間での年率リターンは+8.28%です。
東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所のプライム市場に上場された全銘柄を対象にして計算された指数です。
23年9月時点、過去5年間での年率リターンは+8.11%です。
S&P500
S&P500とは、米国で上場している代表的な500銘柄で構成する指数です。
米国株式市場全体の約80%の時価総額比率を占めていて、米国市場全体の動きを概ね反映したものとなっています。
23年9月時点、過去5年間での年率リターンは+15.73%です。
NASDAQ100
NASDAQ(ナスダック)とは米国株式市場の名称です。
NASDAQに上場する主な企業は、ハイテク・IT関連企業です。
その中から時価総額上位100銘柄で構成するのが、NASDAQ100となります。
23年9月時点、過去5年間での年率リターンは+20.71%です。
インデックス投資のメリット
初心者でも始めやすい
指数と同じ値動きをするので、初心者でも分かりやすく始めやすいです。
個別株と違い企業の分析は不要で、指数連動のインデックスファンドを選んで購入するだけです。
分散投資ができる
インデックスファンドを買うだけで、多くの企業に投資をすることができ、分散投資をすることが出来ます。
分散投資により、投資のリスクを抑えることが出来ます。
運用にかかるコストが低い
一般的にインデックスファンドは、信託報酬などの運用にかかるコストが低く設定しています。
低コストで運用出来ることは、長期投資をする場合、非常にメリットになります。
インデックス投資のデメリット
インデックス以上のリターンは望めない
指数に投資をしている為、市場平均以上のリターンは望めません。
短期間では大きなリターンが望めない
個別の株式と比べると分散効果により、大きな値動きが起きにくく、短期間で大きなリターンは望めません。
- 初心者でも始めやすい
- 分散投資ができる
- 投運用にかかるコストが低い
- インデックス以上のリターンは望めない
- 短期間では大きなリターンが望めない
最後に
以上がインデックス投資の紹介です。
長期・分散・積立投資に適しており、長期的な資産形成が目的のNISAでの運用に向いています。
私もつみたてNISAをしているので、将来の資産形成に活用しています。
次回の更新では、インデックス投資の手法としての積立投資(ドルコスト平均法)について、書きたいと思います。