株やNISAに興味がある方々に

株や投資について、少しづつ勉強していくブログです。読者と共に歩むブログ

株式投資のメリットとデメリット:リスクとリターンを理解しよう!

vol.1で宣言した通り「株・投資信託・ETFのメリット、デメリット」について書きます。

 こちらが前回の記事です。
asset-formation.kuzupati.com




 株・投資信託・ETFでは、それぞれにメリットとデメリットがあります。
 それぞれの投資方法を理解した上で、自分に合った投資をしていきましょう。

個別株

 個別株投資は、応援したい企業だったり、これから成長しそうな企業に投資します。

個別株のメリット

 株主優待がある所に、投資していると株主優待が得られることがあります。
 それは、日本特有の制度で一定の保有株数に応じて配当金以外のモノ、サービスを贈呈する制度です。

 特定の企業へ集中投資した場合、株価が大きく上昇したときに、大きな利益が見込めます。

 → 一例として、Appleは2013年8月に(約17ドル/1株)から、2023年8月現在は、(約180ドル/1株)と10年で10倍に株価は上昇しています。
 ※但し、これは後述するデメリットにもなります。

 個別株を購入する際は、購入時手数料が掛かります。しかし、投資信託、ETFと異なり信託報酬は不要です。
(信託報酬とは、投資信託やETFを管理してもらう為の費用です!!個別株を自分で管理する場合は、管理費は不要になります。※株券の管理は自分で行うため)

 株式は金融商品取引所の開いている間ならリアルタイムで取引できます。

 銘柄によって配当金(利回り)がでるものもあります。
 なかには利回り(1株当たりの配当金÷株価)が4%を超えるものもあり、高配当の銘柄に行う投資を高配当株投資といいます。

個別株のデメリット

 個別株の購入費用は株価によります。特に日本の株は100株単位で購入が基本となるので、購入に多額の資金が必要な場合があります。
 メリットで述べましたが、特定の企業へ集中投資した場合、大きな値上がりでの利益を見込めますが、その逆に大きな値下がりで損失が出ることがあります。

メリット
  • 株主優待を受けられる(国内株の一部)
  • 特定の企業へ集中投資した場合、株価が値上がりした時は、利益が見込める
  • 株を自分で管理するので、管理費用が不要です。
  • リアルタイムで取引できる
  • 配当金が得られる銘柄がある
デメリット
  • 購入する際に、多額の費用が必要になる場合がある。
  • 特定の企業へ集中投資した場合、大きな値下がりで損失する可能性がある

投資信託

 投資信託(ファンド)では、運用をプロが行います。
 様々な指数や投資方針に沿って運用されている銘柄が豊富にあるので、その中から自分が良いと思える銘柄を選択し投資します。

投資信託のメリット

 専門家が銘柄を選び、運用してくれます。
 1つの投資信託の中に、複数の銘柄が入っているので、分散投資がされています。

 証券会社にもよりますが、楽天証券やSBI証券では、100円から投資出来るので、少額からの運用が可能です。

 また、楽天証券やSBI証券等のネット証券では、基本的に毎月自動で購入を行ってくれる自動積立が簡単に利用できます。

 分配金(株式における配当金)が出る商品に対して、分配金再投資の有無を設定できます。
 なので分配金を再投資することが可能です。それにより複利の効果を簡単に得ることができます。

 ここまでの内容から、投資初心者向きの投資方法と言えます。

投資信託のデメリット

 投資信託を管理・運用してもらう為に、信託報酬が発生します。
 これは信託財産から何%か差し引かれて、運用コストになります。

 なかにはこの信託報酬が非常に高額のファンドもある為、注意が必要です。
 購入する際は、信託報酬を確認して購入することがオススメです。
 金融取引所が営業している時間に、値動きがない為リアルタイムでの売買ができません。
 (投資信託の基準価額は1日に1回算出されます。)

メリット
  • 専門家が銘柄を選び、運用してくれる
  • 分散投資がされている
  • 数百円から投資できる
  • 定額自動積立が簡単にできる
  • 分配金再投資が簡単にできる
デメリット
  • 信託報酬が発生する
  • リアルタイムでの売買ができない

ETF

 ETFでは、金融商品取引所に上場された投資信託に投資します。

ETFのメリット

 様々な指数・投資方針に沿って、専門家が銘柄を選び運用してくれます。
 1つのETFの中に、複数の銘柄が入っているので分散投資がされています。

 株式と同様に上場されている商品なので購入する時は、リアルタイムで取引できます。

 銘柄によって、分配金がでるものもあります。
 なかには配当利回り(1株当たりの配当金÷株価)が4%を超える高配当のETFもあります。
 

ETFのデメリット

 ETFを管理・運用してもらう為に、信託報酬が発生します。
 これは信託財産から何%か差し引かれ、運用コストになります。
 (信託報酬は、販売会社を通じて取引していないので一般的に安価とされています。)

 複利効果を得る為には、受け取った分配金で再度、購入する必要があります。
 自分で購入する手間がかかります。

メリット
  • 専門家が銘柄を選び、運用してくれる
  • 分散投資がされている
  • 証券取引所の開いている間、リアルタイムで取引できる
  • 分配金が得られる銘柄がある
デメリット
  • 信託報酬が発生する。(投資信託より一般的に安価)
  • 分配金再投資に手間がかかる

まとめ

 以上が、個別株、投資信託、ETFの主な違いです。

 どの投資にも言えることですが、投資にはリスクがつきものです。
 預貯金と違い、高い収益性が見込める一方、元本を保証するものではないため、当然損失が出ることがあります。

 だからこそ、勉強して、自分が納得して投資をすることが大切です。
 このブログがその助けになれば嬉しいです。
 次回の更新では、「証券会社の選び方、証券口座の作り方」について書きたいと思います。